令和2年3月川越市議会報告
今定例会は2月21日から開催、3月25日閉会致しました。
新型コロナウィルス対策の1つとして、長時間を要する一般質問は取り止めとなりました。その為今回の報告は令和2年度の主な政策を報告致します。
又、依然として増え続けている感染症患者、オリンピック・パラリンピックも延期となり、社会全体が沈んでいます。一日も速く終息宣言が出来るよう、各自の自覚とご協力を心よりお願い申し上げます。
1.令和2年第1回定例会(3月定例会)
2.新型コロナウィルスについて
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1.令和2年第1回定例会 市政報告
- 令和2年度予算では、厳しい財政状況の下、子育て支援や教育環境の充実を図るとともに、オリンピック関連事業の実施や災害に強い安全・安心なまちづくりに取り組む
- 令和2年度一般会計予箕の規模は、令和元年度当初予算と比較して、43億円(3.9%)増
- 歳入では、市税が前年度より4億円増の579億円を計上
- 歳出では、民生費が引き続き伸び、前年度より15億円増の514億 円を計上、また衛生費も前年度より16億円増の131億円を計上
- 市債残高は、令和2年度は前年度から約4億円減の約1,019億円を見込む
- 令和2年度末の積立基金残高は、財源対策として財政調整基金から約25億円を取り崩したこと等により、約41億円を見込む
子育て環境の整備充実
地域で孤立しがちな家庭への支援や、民間保育所の整備及びひとり親家庭などの支援の充実に努めるとともに、予防接種の推進などに取り組みます。
★家庭訪問型子育て支援事業(ホームスタート)【新規】3,290千円
- 身近に相談できる者がいないなど、支援が必要な未就学児を持つ家庭に対して家庭訪問型の子育て支援事業を開始します。
- ポランティアが週に1回2時間程度、全4回を目安に定期的に家庭を訪問し、傾聴と協働をしながら一定期間を過ごし、子育て中の家庭を支えます。
★定期予防接種(A類疾病)【拡充】661,148千円
- 乳幼児や学童を対象とした定期予防接種を推進するとともに、乳幼児の重い胃腸炎の原因となるロタウィルスのワクチンについて、令和2年10月から新たに定期接種化を図ります。
川越市民サービスステーションの設置
川越駅西口市有地利活事業における行政機能(複合施設3階、延床面積約2,000㎡)について、川越市民サービスステーションとして開設します。
★川越市民サービスステーション運営管理 13,538千円
- 川越市民サービスステーションにおける共用部分の運営管理を行います。
南連絡所とウェスタ川越証明センターを移転し、川越駅西口連絡所として統合します。
福祉総合相談窓口(福祉部、こども未来部、 保健医療部)
福祉に関するさまざまな悩みを一体的に受け止め、 課題を整理して早期の 支援につなげる総合相談窓口を設置します。
川越しごと支援センター(産業観光部)
ウェスタ川越から移転し、ハローワーク川越と連携して就労に関する相談支援を行います。
観光客の受入環境の充実や北部市街地の交通環境の改善に向けた検討を行います。
★公衆トイレ洋式化整備工事【新規】8,800千円
- 東京2020オリンピック大会に向けて、平成26年度から実施している「まちなかトイレきれい化事業」として、観光客の利便性向上を図るため、和式便器の洋式化工事を実施します。
※大手町(市役所南側バス停)川越まつり会舘屋外
★観光案内板設置工事【新規】1,683千円
- 「川の国埼玉はつらつプロジェクト新河岸川」の整備に対応し、回遊性の向上を図るため、観光案内板を設置します。
★北部市街地交通対策【新規】7,500千円
- 大学との共同研究による仮想実験を行い、交通規制の変更による施策の妥当性や有効性などを検証します。
公共施設をより長く安全に利用していくため、改善事業に取り組んでいきます。
★本庁舎老朽化対策【新規】259,000千円
- 本庁舎の老朽化した空調設備等について、令和2年度から令和4年度にかけて総額16億6,300万円の継続費事業として改修工事を実施します。
【各年度の事業費】令和2年度・・・2億5,900万円 令和3年度・・・5億9,200万円 令和4年度・・・8億1,200万円
★市立川越高等学校防球ネット改修工事【新規】77,429千円
- 劣化している鉄骨防球ネットを撤去し、新たにコンクリート支柱による防球ネットを設置します。
- 債務負担行為も設定し、令和3年度にかけて工事を実施します。
★(仮称)旭町一丁目公園整備工事【新規】126,250千円
- 旭町一丁目地内にある斎場跡地に、他目的広場や幼児・高齢者がくつろげる空間などの機能を持った都市公園(5938㎡)を整備します。
★御伊勢塚公園テニスコート改修工事【新規】25,000千円
- 都市公圏内の劣化したテニスコートについて、人工芝の張替による改修工事を実施します。
★川越運動公園総合体育館トイレ改修工事【新規】6,820千円
- 体育館内の各トイレの設備交換、バリアフリーヘの改修工事を実施します。
★初雁公園公園道路付替工事【新規】132,500千円
城址公園化に向けた事業を推進しており、市制施行100周年となる令和4年度に向けて本丸御殿の周辺整備を行います。
- 本丸御殿前の市道を野球場側に付け替えるとともに、往時の趣を感じられるよう、土塁や堀等の整備について検討していきます。
★市制施行100周年記念事業基金積み立て及び記念事業の準備 23,652千円
基金への積立を行うとともに、記念事業の実施に向けてポスター、のぼり旗等のPR用品の作成や記念誌作成に向けた準備を進めます。
- 各種団体等で構成された市制施行100周年会議において、具体的な事業の検討や準備を行います。
令和2年度予算のポイント
★下小坂地内内水対策 5,000千円
- 下小坂樋管周辺における内水対策施設の設置に向け河川管理者等との協議を行うと ともに、 内水被害の軽減を目的とした施設整備の検討・設計を実施します。
★排水ポンプ車の導入 71,000千円
- 浸水被害の更なる軽減を図るため、排水ポンプ車を1台追加導入し、2台体制とします。また、車両を保管するための車庫の整備も行います。
★デマンド型交通事業【拡充】30,803干円
交通空白地域における市民の移動を支援するため、デマンド型交通事業を引き続き実施します。
- 市内を3地区に分け、平成31年2月、令和2年2月と順次運行を開始してきました。令和2年度は、最後の地区の運行開始を予定していきます。
★グリーン・ツーリズム拠点の整備 35,040千円
農業ふれあいセンターを中心に、伊佐沼や田園など周辺の自然的景観や農業とのふれあいをコンセプトとしたグリーンツーリズムの拠点づくりを推進します。
- 令和2年度は、拠点施設改修に向けた設計を引き続き行うとともに、伊佐沼農産物直売所の改修や新たな駐車場整備などを行います。
★保育ステーション運営管理業務委託【新規】債務負担行為
本川越駅近くに建設中の子育て安心施設における機能の一つとして、保育ステーション事業を実施するため、債務負担行為(令和2〜8年度、3億5,000万円)を設定します。
- 令和3年度の事業開始に向けて、準備を進めます。
生活習慣予防の推進
後期高齢者や生活保護受給者に対して、生活習慣病の重症化予防などを効果的に行うための取組を推進します。
★後期高齢者に対する保健指導【新規】10,952千円
- 健康診査受診後において、対面による結果報告とともに、生活習慣上の注意事項や、フレイル(年齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態となるリスクが高くなった状態)予防を含めた健康教育や保健指導を行います。
★パートナーシップ宣誓制度[新規】11千円
- 性的少数者の生きづらさの軽減を目的として、宣誓書受領証等を交付するパ一トナーシップの宣誓制度を開始します。
★川越駅東ロペデストリアンデッキ等装飾【新規】6,544千円
- 花と緑のおもてなしとして、川越駅や笠幡駅など往来が多い駅前に、花などを活用した装飾等を行います。
★小江戸川越観光推進協議会による取組【新規】6,000千円
- 小江戸川越観光推進協議会において、東京2020オリンピック大会開催に伴い、本市を広くPRする取組を行います。
残念ですが延期決定により、 今後変更があります。
★オリンピック関連特別展の開催【新規】3,944千円
博物館において、東京2020オリンピックゴルフ競技の川越開催を記念した特別展を開催し、歴史的にみたゴルフと川越との深い関わりについて紹介します。
- 特別展では、霞が関カンツリー倶楽部とその開設に関わった地元の教育家、社会事業家である発智庄平氏の業績について取り上げる予定です。
- 開催予定期間:令和2年7月上旬から8月末まで
★オリンピック関連事業の推進
東京2020オリンピックの開催年を迎え、大会運営に係る業務や開催を契機とした市の魅力発信などの取組を行います。
①聖火リレー【新規】17,602千円
- 7月9日に行われる聖火リレーに際し、川越城本丸御殿で出発式を行うとともに、本丸御殿から蔵造りの町並みを通るルートの警備や盛り上げ、観覧等の運営を行います。
②ライブサイト【新規】6,044千円
- ゴルフ競技開催期間中、大会の魅力を伝えるため、ウェスタ川越において、競技中継を中心とする大会関連イベントを開催します。
③学校連携観戦プログラム【新規】6,555千円
- 組織委員会により配分される競技観戦チケットを活用し、子どもたちに観戦の機会を提供します。
④都市ボランティア 9,338千円
- ゴルフ競技会場までの道案内や観光PR等を行う都市ボランティアを育成し、活動の運営、サポートを行います。
川越都市計画 造形地区計画の変更について(ご案内)
川越市 都市計画課
市では平成30年6月に定めた埼玉県事業による産業団地整備に向けた増形地区都市計画について、事業計画の見直しに伴う計画変更の説明会を予定しておりましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から開催中止を決定しました。つきましては説明会に替えて、計画変更の概要を下記のとおりご案内申し上げます。
変更理由
事業主体である埼玉県企業局の産業団地整備計画の見直しに伴い、地区内の外周道路及び区画道路の変更並びに公園、調整池などの配置計画を変更するものです。
主な変更点 (地区計画方針の付図参照)
・外周道路:南側の外周道路の幅員を12mに拡張し両側歩道を整備
・区画道路:配置を変更し、幅員を12mに拡張
・公園:2箇所から1箇所に集約し、面積を変更 8,700㎡ → 18,000㎡
・調整池:2箇所から1箇所に集約し、面積を変更 13,200㎡ → 14,300㎡
計画変更の素案の縦覧など
都市計画法第16条に基づく地区計画変更の素案の縦覧を以下のとあり実施します。
・期間:3月23日(月)から 4月6日(月)
・場所:川越市役所 都市計画課(本庁舎5階)
・内容:計画書、地区計画方針の付図等(企画内はホームページにも掲載します)
・3月23日(月)から4月13日(月)までの期間、 計画変更の素案に対する意見書を提出できます。詳しくはお問い合わせください。
・なお、今後の地区計画変更の法手続きとして、県知事協議等を行い、7月上旬に予定している都市計画審議会へ諮り、都市計画決定する予定です。
◎ 新型コロナウィルス感染症対策
新型コロナウィルス感染症対策に関する意見書及び決議は全議員で賛成されました。
意見書第1号 新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書(PDF:2,929KB)
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/shigikai/kaigikekka/teishutugian.files/0203ikennsho.pdf
決議第1号 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議(PDF:635KB)
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/shigikai/kaigikekka/teishutugian.files/0203ketugi.pdf
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2.新型コロナウィルス感染症予防について
4月7日、新型コロナウイルス感染拡大の実態に対して、国において緊急事態宣言が出されました。
(1)新型コロナウィルス感染拡大予防のために
- 発熱等の風邪症状がみられるときは、学校や会社を休み外出を控える
- 発熱等の風邪症状がみられたら、毎日、体温を測定して記録しておく
(2)新型コロナウィルス感染症についての相談窓口
川越市帰国者・接触者相談センター(川越市保健所 保健予防課内)
電話:049-227-5107
毎日:土曜日・日曜日、祝日・休日も可(午前8時30分から午後9時)
聴覚障害の方はFAXもご利用できます。(FAX:049-227-5108)
埼玉県新型コロナウイルス感染症 県民サポートセンター
電話:0570-783-770
24時間:土曜日・日曜日、祝日・休日も可
(3)新型コロナウィルス感染症 受診の目安
- 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
但し、以下のいずれかに該当する方は、この状態が2日程度続く場合
・高齢者
・心不全、呼吸器疾患(COPD)等の基礎疾患がある方
・透析を受けている方
・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
・妊婦の方 - 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様にかかりつけ医等にご相談ください。
受診する際のお願い
医療機関を受診する際には、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
(4)新型コロナウィルス感染症に係る学校の臨時休校について
臨時休校の期間:令和2年5月6日(水)まで
但し、国内の状況により上記期間が変更される場合があります。
尚、入学式・始業式については、令和2年5月7日(木)学校再開に合わせて実施いたします。
(5)新型コロナウィルス感染症の影響に伴う施設の休止とイベントの中止について
川越市の公共施設は、5月6日(水)まで臨時休止します。
- 文化施設(美術館、博物館、図書館、川越まつり会館、文化会館等)
- 福祉施設(福祉センター、児童センター等)
- 体育施設(体育館、トレーニング室等)など
(6)妊婦の方へのマスクの配布
マスクの購入が困難な状況を踏まえ、市内に居住する妊婦(里帰り出産の方を含む)の方へ1人につき10枚(1回限り)配布します。
- 3月6日までに母子健康手帳の交付を受けた方へは郵送
- 3月9日以降は母子健康手帳の交付時に窓口で配布
- 里帰り出産で市内に居住されている妊婦で希望する方は総合保健センター1階健康づくり支援課の窓口で配布(母子健康手帳を持参してください)